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南仏のホームステイのお家です
今日の午後は、ホームステイをしているお宅に、別の日本人の女の子が訪ねてくるというので、観光はせずにお家でのんびりと過ごしていました。
ステイしているお宅は、以前にも書きましたが、日本人の奥様とフランス人のご主人のお宅。隣にはおじいちゃんやおばあちゃん、それに親戚の子供たちも住んでいる大邸宅です。広〜いお庭にはトマトやズッキーニ、ラディッシュ等の野菜、それにオリーヴやオレンジ、アプリコット等の果実、ミントやセージなどのハーブ類、それにたくさんの花が咲き乱れていて、その中で犬や猫、にわとりたちがのどかにお昼寝をしています。
日本人の奥様は、わたしよりもひとつ年下ですが、家事がとっても上手で、私は彼女に南仏の料理を教えていただいています。家で取れた果物を使って、自家製のワインやジャムを作ったり、夏には家のトマトやラベンダーのポプリを売ったりもするそうです。こちらでの暮らしを自然に積み重ねていらっしゃるとことに、とても感心しました。ご主人は日本のヒットソングが大好きで、日本人以上に詳しいのではないかしら。庭仕事や写真など、趣味もたくさん持っておられます。フランスではブリコラージュ（日曜大工）が盛んだと聞いていましたが、こちらのお家も例外ではなく、床や壁から、浴室、トイレ、キッチンなど、すべてお二人で作られたのだそうです。プロヴァンス風の青と黄色を基調にした、爽やかでモダンなお部屋です。
そして今日の夕飯は、天気が良かったので、ピクニックセットを用意して、浜辺までドライブに行って食べました。夏はしょっちゅう、こうして浜辺や家のテラスでご飯を食べるのだそうです。もうなんてステキなのかしら！
私は東京ではど真ん中に住んでいましたから、当然帰ったらまた都心に住みたいと考えていたのですが、こちらのお宅での生活を体験して、考えが変わりそうです。こういうのが本当に豊かな暮らしなんだなぁって、しみじみ感じています。
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