photo
PHOTO NO. |1| |2| |3| |4| |5|

2003/5/26 (MON)

ヴァザルリ財団
FONDATION VASARELY
1,av. Marcel Pagnol, Jas de Bouffan
33.(0)4.42.20.01.09
www.fondationvasarely.com
エクサンプロヴァンスの観光局前の4番のバスに乗って、V.VASARELY下車。日祝休。ユースホステルに隣接しているので、そこに泊まるのもいいかしらと思いました。またヴァザルリの美術館はもうひとつ、南仏アヴィニョン近郊のゴルドという村にもあり、そちらでは1930年代頃の作品も展示してあるそうです。
●MUSEE VASARELY
84220 GORDES
33.(0)4.90.72.02.89


巨大な宇宙空間・ヴァザルリ財団美術館
 ヴァザルリの描いた幾何学模様の絵はご覧になったことがありますか?
 今日は行ってみたかった場所のひとつである、そのヴァザルリの美術館に行って来ました。パリのシャンゼリゼのモデルになったという美しい街、エクサンプロヴァンスのはずれにあります。もう建物からして、目を引く外観。そして私もヴァザルリに合わせて、ドット柄のシャツで行きました(写真2を見てね)。

 建物は蜂の巣のような設計(写真5を参照)になっていて、高さ8メートルの壁一面に作品が展示されているさまは圧巻です。画集でしか見たことがありませんでしたから、このスケールの大きさには吃驚しました。その巨大な作品に囲まれたソファーに座って、この異空間を眺めることができます。離れて見ると模様が飛び出ているように見えるし、また斜めから見てもまた違う表情を見せるし、作品に近づいてその作業の美しさを見るのも面白い。また作品はシルクスクリーンなのだと思っていましたが、木を組み合わせたパズルのようになっていたり、タイルで出来ていたり、また4畳半が4つ分くらいのタペストリーになっていたり、そのグラデーションの微妙な色をひとつひとつ作り分けたのだと思うと、頭が下がります。

 またミュージアムショップでは様々なグッズが販売されていて、幾何学模様のシルクスクリーンは6万円ほどから売っていました。建物の外は公園になっていて、小高い丘から見える景色も素晴らしかったです。敷地まるごとがヴァザルリの作品なのですね。美術作品の本物の迫力というのはすごい。これからも極力美術館に出かけて、本物を見たいと思いました。

← Back to index