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2003/5/28(WED)

2度目のサントロペ
 朝早起きして、イエールの隣にある、ボーム・レ・ミモザというという街に行ってきました。こちらに来てから知りあった女の子たちが口を揃えて「ボーム・レ・ミモザ、かわいいよぉ」と言っているので、足を運んでみたのです。

 イエールからバスに揺られて20分。PINというところで降りて、観光案内所の表示のある方に進んでみたのですが、民家が続くばかりで、それらしきところは見当たりません。地元の人に尋ねてみると「ここから2キロ上ったとこだよ!モンテ、モンテ!(登れ、登れ)」だって!

 サボテンが続く道をひたすら登ると、ありました! ちょっとした広場にカフェのテラスが並んでいて、まわりにはかわいらしいお土産屋さんがいっぱいです。そして坂の途中の入り組んだ小径を探検すると、さらにかわいい雑貨屋さんやアクセサリーショップがいっぱい。街の雰囲気も静かで落ち着いていて、みんなが気に入るのもよーく分かりました。またアーティストの工房もたくさんあるのだそうです。
 ラッキーなことに、今日はマルシェもやっていて、ボームオリジナルの石鹸や食器、バスケットなどを見物して、前から欲しいと思っていた、プロヴァンス柄のテーブルクロスを買いました。

 そして午後はサントロペへ。今日は水着を着てきたので、ブリジット・バルドーが特にお気に入りだったというカヌビエ湾(Baie des Canebiers)まで、海岸沿いのあぜ道をつたって1時間、歩いていきました。ベベのお家・マドラグもこの界隈にあるのだそうです。サントロペの街から少し離れているので、車で来た人たちがただのんびりと日光浴したり、ボートで遊んだりしています。私も泳ぎこそはしませんでしたが、ただ散歩をしたり、アイスクリームを食べたり、スケッチをしたりと、2度目のサントロペはゆっくりと過ぎていきました。

 ステイ先の家に帰って夕飯を食べてから、ご夫妻の友人も一緒に、イエールの港まで夜のお散歩に連れていってもらいました。夜の港はアイスクリーム屋さんやカフェがたくさん並んで、いい音楽が聞こえて、高校生くらいの若い子たちがいっぱい遊びに来ていて、とても賑わっています。12時ごろまで港にいましたが、まだまだ夜は続く様子。夏の独特のけだるいような、浮き浮きするような香りを感じて、私はこの街の夏がすっかり気に入りました。

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