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2003/6/9(MON)

イタリア人学生と共同アパート生活
 にわかお嬢様のお部屋に別れを告げ、きょうからアパート暮らしが始まります。マダムは別れ際に「これから一人暮らしをするときに使いなさいね」と言って、自家製のアプリコットジャムをプレゼントしてくれました。マダムはお料理がたいへん上手で、自家栽培のアプリコットとはちみつを使ったこのジャムは、イラスト入りのラベルを貼って販売しているようです(語尾がいまいち不確定なのは、イタリア語力の乏しさによるものです)。

 新しいアパートに入れるのは夕方の5時からと聞いていましたが、もう待ちきれないので、授業の後にクラスのみんなで見に行ってきました。
 アパートの下でウロウロしていると、窓で洗濯物を干していた女の子たちが降りてきて部屋に招いてくれました。彼女たちがわたしのルームメイトになるモニカとパオラ。二人ともイタリアの南部の出身で、シエナ大学に通っています。全員に飲み物を出して迎えてくれて、みんなには「優しそうな女の子たちだし、イタリア語の勉強にもなって良かったねぇ」と合格サインをいただきました。

 お部屋の方は、予想していたよりも全然広い、10帖の大きさです。本来なら二人用の部屋なので、ベッドも机も二台ずつあります。天井も高く大きな窓が二つ付いていて、ひとりで住むには充分すぎるほどのところです。私の部屋の向かいにはダイニングキッチンとバスルームがあり、ダイニングの階段から二人の住む屋根裏部屋につながっています。内装はシンプルですが、白の塗り壁に煉瓦の床、ドアはきれいなグリーンにペイントしてあり、かわいらしく住めそうです。家賃は3週間で260ユーロ(約3万5千円)ですから、ホテルに泊まるよりもかなり経済的。

 きょうは八百屋さんでトマトを買って、簡単にトマトソースのパスタを作りました。これからほんの少しの間ですが、本当の「暮らし」が始まります。充実した3週間になることを期待しています。

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