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2003/6/20(FRI)
はじめてのレストラン
 料理学校の友達と待ち合わせをして、夜は外で食事をしました。
 日本を発ってちょうどひと月が経ちましたが、レストランでちゃんとした食事をとるのはきょうが初めてです。わたしたちが選んだのは、先生のルイーザの家族が経営するオステッロ。オステッロとは、レストランとビストロのあいだにあたる、気取らないけれど、洒落た食事ができるところだそう。お店はシエナでも特に雰囲気のある、レンガ作りの通りの一角にありました。
 わたしは学校でトスカーナの料理には慣れていたので、目新しくて食べたことのない料理に挑戦しました。きょうはフルーツづくしのメニューです。前菜が「洋梨とアカシア蜂みつ、ゴルゴンゾーラのクロスティーニ(写真3)」、そしてプリモは「レモンとオレンジの手打ちパスタ(写真4)」。名前を聞いて、どんな食べ物だか想像できますか? きっと酢豚にパイン、メロンに生ハムが許せないという方には、この組み合わせの味は想像もつかないでしょう。前菜は蜂みつバタートーストのような味で美味しかったのですが、プリモは生クリームが入った甘ーいパスタ。かといってオレンジとレモンの酸味も効いた、ちょっと不思議なお味。確かに生まれて初めて出会った味ではありました。
 デザートは「いちごの誘惑(写真5)」です。いちごのムース、そしてレモンのジェラートをソースにして食べます。デザートは奮発して、一番高いものを選びましたから、それはそれは美味しかったです。
 友達とは、これは何が入っているのだろう、どうやって作っているのだろうと研究しながらの食事会となりました。日本に帰ったら、この味を再現してみたいものです。そして女の子同士ならではのロマンスの話で、夜遅くまで盛り上がっていたのでした。

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