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2003/6/21(SAT)
写真1:フィレンツェにて、夏の食卓のディスプレイ。
写真2:雑貨やさんにあった、ペットボトル式エスプレッソマシーン。
写真3〜5:セレナのママの、森の中のセカンドハウス。
CIBREO
Via dei Macci, 118R-122R 50122 FIRENZE
TEL/234.11.00

ホタルとともに、週末の別荘の夜
 待ち遠しい週末がやってきました! 働いている方にしてみたら「毎日お休みだろっ」って怒鳴られそうですが、ウィークデイは学校の予習復習をしているので、なかなか時間が限られているのですヨ。
 きょうは友達と一緒に、フィレンツェに買い物に行きました。学校で使用した調理道具を買うのが目的です。学校では目新しい道具は意外と出てきませんでしたが、それでも野菜を裏ごす「PASSAVERDURA」とか、小さなタルトの型とか、マッシュポテトをにゅ〜っと出す道具とか、細かいものをいくつか買いました。
 私は日本のオークションで手に入れたパスタマシーンセットを持っているのですが、中に入っていたラビオリ用のローラーの使い方が分からなかったので、フィレンツェのお店でデモンストレーションしてもらいました。学校ではラビオリの成形にマシーンは使いませんでしたが、日本に帰ったら試してみるつもりです。
 またお店にはALESSIをはじめとする、カラフルでユニークな調理雑貨が揃っています。日本で買う3分の1から4分の1の価格だそうです。ドイツのKOZIOL、そしてイタリアのGUZZINIのグッズもとてもかわいい! 荷物になるのを覚悟で、GUZZINIの黄色い食器カゴを買ってしまいました。台所で洗った食器の水切りをする、アレです。そんなものわざわざイタリアで買わなくてもいいじゃない、なんて怒らないで下さい。カラフルで機能的で、使いやすいのですから。でも同じものが日本でも売っていそうですよね。
 ランチは皆がおすすめするレストラン、「チブレオ」で食べました。このお店の自慢は、イタリアなのに、パスタやピザを置いていないこと。野菜のパッサート(裏ごししたスープ)が名物だそうです。わたしたちは、魚のパッサート、ポルチーニのパッサートを交替で食べ、またもや材料は何で出来ているのだろうと、会議を始めてしまいました。とても複雑な味だったので、この味を研究するには、かなりの試行錯誤が必要と思われます。

 夕方は学校に集合して、車で先生のセレナのママの別荘に連れていってもらいました。大きなお庭にレンガの家、そしてテラスの下には川が流れています。インテリアもアンティークで統一された、雑誌のような見事なお部屋。飾ってある調理道具も、元からアンティークだったのか、使い込まれて古くなったのかは分かりませんが、インテリアに見事に溶け込んでいて、良い雰囲気を作り出しています。学校で用意してきたクスクスやミートソース、かまどで焼いたチキン、それにお手製のケーキをお庭で皆で揃って食べました。きょう辺りは夏至の日。9時半を過ぎてようやく日が暮れると、辺りはホタルの光に包まれて、デッキチェアーからは満天の星が見え、思い出に残る美しい夜となりました。

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