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2003/6/29(SUN)
ボニーッシモ、ベリーッシモ!、ソレントへ
 お昼にエマヌエラの友達が訪ねてくるので、お母さんは朝からご馳走を作っています。お母さんは高校の国語の先生。私がシエナで料理学校に行っていて、イタリアの料理が好きなことを話すと、喜んで料理を教えて下さいます。野菜の切り方や道具、レシピや名前のスペリングまで、優しく教えてくれるうえに、私は熱心な良い生徒だと褒めていただきました。マンマの料理はとても美味しい! きょうのお昼は前菜からドルチェまで、フルコースでいただきましたが、イタリアに来て一番美味しいと思いました。

 〜シチリアのパスタ料理「なすのタンバル」〜(写真2)
1:なす6本は縦長にスライスして、オイルで揚げます。
2:トマトソースを作ります。まずホールトマト1缶をこします。
3:お鍋にオイルとにんにくをじゅうぶんに熱し、2のトマトとバジルの葉少々、塩ひとつまみを加え、フタをして10分〜20分煮込みます。
3:ペンネをゆでて、出来上がったトマトソースと合わせます。
4:タンバル型(直径30センチほどのドーナツ型の半球の型)に1のなすを敷き詰め、その上に3のペンネを詰めます。
5:型をお皿にひっくり返して出来上がり。

 〜ナポリのケーキ「ババ」〜(写真3)
●小麦粉250g、卵5個(全卵3個・黄身2個)、イースト25g、サラダ油3/4カップ(本来はバターを使いますが、油の方がヘルシー!)、塩、砂糖
(※ニーダーやフードプロセッサーでこねるとラクチン)
1:くだいたイーストとオイルを合わせてかき混ぜます。
2:塩ひとつまみ、砂糖テーブルスプーン1を加えます。
3:全卵を1個ずつ加えてかき混ぜ、次に卵黄を混ぜます。
4:小麦粉を加えて、よく練ります。
5:直径25センチほどのババ型(クグロフ型のかたちです)に生地をうつします。このとき、生地は型の1/3〜1/4ほどの高さです。
6:あたたかい場所で2時間発酵させます。
7:オーブンで焼いて出来上がり。ラム酒のシロップにつけていただきます。
※ナポリのお菓子屋さんでは、ババをラム酒やリモンチェッロというレモンリキュールに漬けて、瓶詰めにしたものも売られています。

 夕方ナポリのカフェでお茶したあと、エマヌエラのお友達と合流して、なんと15人でソレントまでドライブに出かけました。夕暮れどきの車での道のりは、右手にナポリ湾、左手に高い断崖が続く、美しい風景。そして遠くの山には花火が見え、夜景が広がっています。ソレントの街には夜10時に着きましたが、まだまだお店が開いていて、通りは人で溢れていました。にぎやかで大きな街を歩きながら、今までシエナではなんという田舎町にいたのだろうと思い知りました。
 そして皆で入ったピッツェリア。日本の居酒屋のような、狭くて猥雑としたお店です。はじめのピッツァは、生地とトッピングのハム、モッツァレラが別々に出てきて、自分ではさんで食べるもの。そして次のナポリスタイルのマルゲリータは、1メートル近くもある大きなピッツァ。大勢でワイワイと分け合って食べるピッツァは、最高に美味しかったです!

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