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2003/7/1(TUE)
写真1:ナポリの港近くにある創業140年の老舗カフェ「GAMBRINUS」のバールマンたち
写真2:港にあるヌォーヴォ城は王家の住居。ここで結婚式を挙げているカップルがいました
写真3:可愛いエマヌエラ
これがマンマの台所です
 本屋さんでナポリ料理の本を買ったので、それを見ながらナポリの料理について教えてもらいました。この家のマンマは料理が大好き。「ナポリ人は小麦粉の料理が好き。だからわたしたち、こんなにビッグなのよ」とおっしゃっていましたが。
 スローフードの国・イタリアとはいえ、どの家庭でも料理に手をかけているということはありません。料理が嫌いでレトルトを食べているお家もあると聞きます。手打ちパスタを作るお家も多くないのだそうです。その点、この家のマンマの料理は素晴らしい! イタリアで一番美味しいです! 美味しいだけでなく、見た目も鮮やかできれい。手打ちパスタはもちろんのこと、ブイヨンは使わずに圧力鍋でブロードを煮込み、毎日ケーキを焼いて夕食や朝食に出して下さいます。
 台所にしまってある、いろいろな調理道具も見せてもらいました。戸棚いっぱいにお菓子の型があります。それにパスタマシーンやジェラートマシーン、生地をこねるニーダー、パルミジャーノを砕くためのマシーン、ジュースを作るためのマシーンなどなど、様々なマシーンを屈指しています。イタリア人ってつくづく面白いと思うのが、いちいち細かな道具を開発すること。時計の文字盤のように円周上に卵を並べるお皿とか、オリーブを食べた後の種を入れる小壺がくっついたお皿とか、マルチでは使えないものがやたらと多い。でもそんなところがお茶目でかわいいと思うのでした。
 午前中は毎日お料理番組も見ています。きょうのメニューは以下の通り。1カ月料理学校に通ったおかげで、料理に関する言葉は自然と聞き取れるようになりました。

 〜まぐろのサラダ〜(4人分)
1:赤パプリカと黄パプリカ各1個は、縦4つに切って2〜3センチほどにカットします。
2:まぐろ150gは1センチほどにスライスして、2センチほどの角切りにします。
3:1のパプリカを塩少々を入れたお湯で10分ボイルし、ボールに移して冷ましておきます。
4:フライパンにオイルを熱し、まぐろを炒めます。色が変わったら塩こしょうし、白ワイン1/2カップを加えます。アルコールが飛んだら火を止め、3のボールに加え、レモン汁1/2カップ、お酢1カップ、塩、粗びきこしょうを加え、冷蔵庫で30分冷やします。
5:ルッコラを洗って水気を拭き取り、お皿に並べます。上に4のサラダ、刻みパセリをかけて出来上がり。
☆ワインは「シャルドネ・プレモンテーゼ」という白ワインが良いそうです。

 〜サーモンのミルフィーユ〜(4人分)
1:パスタ生地250gを麺棒で薄くのばします。8×6センチほどの長方形にカットし、オーブンで焼きます。
2:ベシャメルソースを作ります。鍋にバター50gを溶かし、小麦粉70gを加え、弱火にかけてよーくかき混ぜます。牛乳1/2リットルを、少しずつ加えながらかき混ぜます。最後に生クリーム250gと塩こしょうを加え、あたためておきます。
3:サーモン300gは薄いそぎ切りにしてオーブン皿に並べ、塩こしょう、はちみつ少量をかけて、10分焼きます。
4:2の鍋に刻みパセリを加えて火を止め、お皿の上にうすーく伸ばします。上に1の生地とサーモンを交互に乗せ、上からはちみつをかけ、キャビアを飾ります。お皿のまわりは、短冊に切ったオレンジピールを飾って囲みます。

 〜マカロンのプリン〜(4人分)
1:マカロン60g(AMARETTIという商品名の、アーモンドビスケット)を肉たたきを使って細かく砕きます。
2:お鍋に牛乳650mlと砂糖100gを入れて火にかけます。
3:刻んだスィートチョコレート60gに、2の牛乳を少量取ってよくかき混ぜ、これを2の鍋に加え、火にかけたままバーミックスでかき混ぜます。
4:別の鍋にバター50gを溶かし、小麦粉60gを加えます。よーく混ざったら、3のクリームを少しずつ加えていき、10分かきまぜながら加熱します。
5:火からおろして、卵黄2個と、1のマカロンを混ぜます。
6:プリン型にバターを塗り、生地を流して冷蔵庫で冷やします。
8:プリンを皿に盛り、周りを刻みチョコレートと生クリームで飾ります。

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