photo
PHOTO NO. |1| |2| |3| |4| |5|

2003/7/13(SUN)
●シミーとベアトリスの
フランス語教室
AAA France Organisation
http://www.aaafrance.net/
突然の予定変更・セシルの夏休み
 ナポリめ。最後までやってくれました。
 フランスへ向かう移動の途中。乗換駅のジェノバに着いて気がつきました。つぎに乗り継ぐ列車の切符が、昨日の日付になっている!
 なんということでしょうか。夜行列車で日付が次の日に変わるとはいえ、乗り継ぎの切符が前の日に逆戻りだなんて、間違えるにもほどがありますっ! しかもきょうは日曜日なので、わたしが乗るはずの列車は存在しないのでした。ジェノバの駅はまだ夜明け前の5時半で、切符売り場も開いていません。
 とにかく、少しずつでもフランスに近づこうと思い、国境の駅・ヴェンティミーラまで行きました。そこからコートダジュール行きの列車に乗り換えるつもりだったのですが、ここでまたひとつ災難が。モンテカルロのトンネルが故障しているため、マントン〜モナコ間だけバスを利用して、そこからまた列車に乗り換えなければならないとのこと。列車の時刻も、時刻表とは全く違った臨時ダイヤになっています。やれやれ、とにかく言われたとおり、マントンまで行き、駅前で待っていたバスに乗り込み、モナコの地下駅を通って、やっとコートダジュール線に乗ることが出来ました。

 カンヌに到着したのはちょうど正午。これからお世話になるジミーさんが車で迎えに来て下さいました。やっと、やっと、来ました〜! 映画祭のカンヌです! コートダジュールです!
 カンヌの高台にあるお家に着いて、まずは皆さんと一緒に昼食をいただきました。ジミーとベアトリス夫妻、それに二人の息子さんのブノア、そして滞在している日本人が3人いらっしゃいます。昼食のあとは、近くの蓮池に散歩に行きました。池もきれいだけど、馬に乗った女の子たちが普通に走っていたりして、自然の大きさがすばらしい。苦労してここまで来られて良かった!
 カンヌとそのまわりのフレジュス、ジュアンレパンは、サガンの小説「悲しみよ、こんにちは」に登場してきたところ。主人公のセシルは、毎日お昼近くになって起きてきて、ジェラートを食べたり、海水浴を楽しんだりしていました。
 わたしは15時間もかけてイタリアから移動してきたのと、ナポリでのトラブル続きでちょっと疲れてしまったので、しばらくは自然を満喫しながら、カンヌでセシルみたいに、のんびり過ごさせていただきたいと思います。

← Back to index