photo
PHOTO NO. |1| |2| |3| |4| |5|

2003/7/20(SUN)
写真1〜4はカンヌ映画祭会場にあるスターの手形。順にジャン=ポール・ベルモンド、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェーン・バーキン、ジョニー・アリディ
写真5は映画祭の会場
いちばん恋しかった日本食
 寝台車であさ早くカンヌに着いて、しばらくカンヌのビーチで寝転がっていました。そして朝早くて誰もいないのをいいことに、カンヌ国際映画祭の会場にあるスターの手形に、自分の手を合わせて遊んでいました。
 この手形なのですが、会場となる建物の前にある、公園の通路のタイルとして埋め込まれています。カワイソウなことに、数々の大スターの手が、ここを通る大勢の人々の足で踏まれまくり、さらにはタバコの吸い殻やゴミにまみれてしまっています。あぁかわいそう!

 さて、きょうで旅に出て2カ月が経ちました。ベアトリスにお願いして、夕飯はいちばん食べたかった日本食を作ってもらいました。それは何かというと、「カレーライス」!
 シエナの料理学校にいたときに先生が、日本のカレーを教えて欲しいと言っていましたが、日本のカレーを作るのには、あの「ルウ」が無いとダメなのですよね。シエナではルウが手に入らなかったので作れなかったのですが、カンヌのアジア食材店にはルウがあったのです。あ〜なつかしい日本の味。それに夏バテなどで食欲が無くても、なぜかあのカレーなら食べられるんですよね。

 カレーのルウもそうなのですが、日本から持ってきておけば良かったと思うものがたくさんありました。折り紙やお茶の道具、食べ物なら、すしを作るための焼きのりとか、ポン酢しょう油とか。旅立つ前は、まさかこんなに現地の人と交流することになろうとは、考えてもいなかったので、日本の文化を伝えられる物を何一つ持って来なかったのです。
 それとガイドブックを置いてきたのもバカだったー。重くなるので行きたい街の部分だけをコピーして持ってきたのですが、予定外のケースもあったりして、そうなると一人旅で頼りになるのは、辞書よりもパソコンよりも何よりもガイドブック。現地で使わないでいつ使うんだー!と反省しています。パリにある日本の本屋さんで買うと、値段が倍以上もしてしまうのだそうです。イタリアのものだけ一冊持ってきていたのですが、これが5つ星のホテルや高級ブランド店ばかり紹介されているもので、予算の限られた私の旅では行けっこありません。自分の旅の予算に合った内容のものを選ぶことが大切だということを知りました。

← Back to index