photo

2003/7/25(FRI)
夜のお散歩(カンヌの住人たち2)
 ジミーとベアトリスの間には、7才になる男の子・ブノワがいます。きょうは10日ぶりに彼が林間学校から帰ってきました。彼は超いたずらっ子。自分の可愛さを良く知ってるの! でも本当に可愛いので憎めないのです。
 そしてきょうはベアトリスの古くからの生徒さんと、パリ在住の三人家族がやってきました。総勢12人のにぎやかな食卓です。ベアトリスの教え子だという女の子は、乗馬をしにイギリスに来ていて、その間1週間だけカンヌに来ています。昨晩は飛行機に乗り間違えて、なんとヒースロー空港で野宿をしてきたのだそう。野宿はかなり寒かったらしい。イギリスに比べたら、カンヌはもう、とても暑すぎると言っていました。三人家族さんは、列車の国際機関にお勤めのお父様が、3年の予定でパリに赴任して来られたのだそう。たった1週間の夏休みだそうですが、かけがえのない夏を家族でコートダジュールで過ごせるなんて、最高ですよね。

 ジミーとベアとリスのお家は、とにかく居心地がいい。昼まで寝ていようと、部屋にこもっていようと、自由にさせてくれるのです。観光に行きたい場合は、最寄りのバス停まで送り迎えして下さるので、不都合に感じることは何ひとつありません。夜の街や、昼のビーチ、近くの観光地にも何度となく連れて行って下さいました。それと他の滞在者がいることも気楽な理由のひとつです。今までのホームステイでは、家庭とコミュニケーションを取るのは、自分ひとりしかありませんでしたから、その点がとてもラクになりました。
 それにここは動物がいっぱい。セミの鳴き声が毎朝聞こえるし、ホタルだって飛んでるし、いちばんびっくりしたのはハリネズミ! わたしは初めて見ました。野花や果実も家のまわりにたくさん咲いていてます。夕食の後には、みんなで庭のまわりを散歩したりもします。そんな自然の空気や生物をひとつひとつ感じることが出来るのも、子供時代に戻ったような、なんとも懐かしい、いい気分です。

← Back to index