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2003/7/27(SUN)
雨のジュネーヴ・レマン湖からの眺め
 フランスが誇る新幹線・TGVに乗って、ジュネーヴまで5時間半の移動。ぎらぎらとまぶしかった陽射しは、南仏を離れるにつれ影を潜め、マルセイユを過ぎたあたりからとても寒くなってきました。到着したジュネーブはあいにくの雨。気温は南仏に比べて10度以上も下がっています。
 思い返してみれば、今までの電車の移動では、いろいろなハプニングがありました。初めてのTGVでは、何も分からなかったので、やっとの思いで予約した席に辿り着いたのに、そこには先におばさんが座っていて、私はコワイおばさんに追い出され、1時間ほど立ちっぱなしでいた後にダブルブッキングだったことが分かり、別の席を見つけて肩を小さくして座っていました。
 ベネツィアからの帰りの列車では、こんなこともありました。私の列車は9号車。ホームであたりをつけて待っていました。13号車、12号車、11号車、10号車、8号車…、あれっ、次は8号車! なんで9号車が無いのぉ〜? しょうがないので、10号車だか8号車だか、とにかく隣の車両にある自分の番号と同じ座席を陣取りました。しかもエアコンが効いてなくて、暑いのなんのって! イタリアの列車は、エアコンの効きが悪いものが多かったです。それに比べると、フランスの列車は寒いくらいにエアコンがバッチリ効いているし、寝台車だって、紙のシーツにはさまって寝るイタリアの列車なんかより、キルティングの寝袋が与えられて、ミネラルウォーターとアメニティグッズもくれて、なんて親切なんでしょう。

 そして外国で初めてのユースホステルです。駅からは意外と近く、レマン湖にもほど近いところにあります。入り口を入るとすぐに大きなレストルームが見えて、明るくて開放的な雰囲気。部屋には電子キーのカギと大きなロッカーも付いて、思っていたよりも清潔なところでした(写真4)。歩いてすぐの湖畔に出ると、少しずつ雨が落ち着いて、湖の向こうにきれいな虹が見え、気持ちの方も落ち着いてきました(写真1)。とりあえず、ホッとしています。

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