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2003/7/28(MON)
「あの胸にもう一度」ツアー
 ジュネーヴに来たのも、映画の舞台を訪ねるため。ジュネーヴからドイツのハイデルベルグまで、マンディアルグの小説「オートバイ」に出てきたルートを辿りたいと思います。「オートバイ」は「あの胸にもう一度」というタイトルで、60年代にマリアンヌ・フェイスフルとアラン・ドロン主演の映画になりました。マリアンヌ・フェイスフルがセクシーな皮のスーツに身を包んで、ハーレー・ダビッドソンを乗りこなす姿がとても印象的で、当時世の男性たちは、彼女の魅力のとりこになったのだそうです。
 原作では、ジュネーヴはマリアンヌの生家の書店のある街として登場します。マリアンヌは、アラン・ドロンが贈ったハーレイに乗って、ジュネーヴの街を走って練習をしていました。きょうはそのルートの通りに、世界でいちばん長いベンチがあるトレイユ公園(写真1)→、コルナヴァン通り→ローヌ川→川に浮かぶルソー島(写真2)→遊園地があるモンブラン通り→ウィルソン湖岸通り(写真3)→、モン・ルポ公園(写真4)→ペルル・ド・ラック公園と、2時間かけて寄り道をしながら散歩しました(※決してハーレーではない、徒歩です)。

 ジュネーヴの街には、湖畔や街中に、大きな公園がたくさんあります。みな芝生やベンチで本を読んだり、体操をしたり、ピクニックをしたり、思い思いに過ごしています。公園でわたしはいいものを発見しました。それは「フンポスト」(写真5)。犬のフン専用のごみ箱で、ロール式のビニール袋が付いています。フンポストだけでなく、公園は芝生も花も、とてもきれいに管理されています。スイスはお金持ちの国だなぁ。
 それとスイスは時間もきっちりしている様子。フランスとイタリアでは、12時から16時ごろまでお店や郵便局などがいっせいに閉まってしまい、都合が悪かったものでした。しかしココでは、朝8時半から夜の19時まで、休みなしでしっかり営業しています。ランチタイムも12時くらいにはレストランが賑わっています。今まではのんびり昼から行動していましたが、ここでは朝起きるのも早く、日本に逆戻りしたような感覚です。

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