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バーゼルの美術建築攻略法
見どころが多く、朝から晩まで街歩きをしても時間が足りなかったバーゼルですが、きょうでここともお別れ。荷物を預けて、最後に市立美術館を見てきました(写真1)。第一日曜はタダで入れるのです。ピカソ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、クレー、マティス、モンドリアン、ジャコメッティ…と、近代から現代にかけての大作が、歩いても歩いても続いています。昨日フルクサスのコレクションを見られなかったのは残念でしたが、ナム・ジュン・パイクの作品も数点ありました。
バーゼルは観光地としての規模は小さく、スイスの他の街に比べるとジミ〜なところですが、美術館に関しては、ものすごい質量を誇っています。市内には30以上の美術館があり、漫画美術館から紙の美術館、食器に家具に洋服に、若手作家のインスタレーションと、数えるとキリがありません。そして入館料のほうも1000円〜1500円とわりと高めで、キリがない。
そう思ってバーゼルとの別れを考えていると、最後に立ち寄った駅で、「バーゼルカード」を見つけました。このカードがあれば、全部の美術館や観光地の入場料がタダ! その上提携レストランやショップ、タクシーなどが割引になるというもの。3つくらい美術館をまわれば、すぐにモトが取れてしまいます。あ〜、はじめに知っていたら良かったのに。
もしまたバーゼルに来るなら、3カ国語で出版されている「バーゼル・アーキテクチャーガイド2000」を買って、トラムとバスの乗り放題チケットをユースホステルでもらって、そしてこの「バーゼルカード」を利用して、計画的に美術建築をガンガン見て歩きましょう!
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