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2003/8/4(MON)
●写真1〜2は飲泉場。温泉水を汲んだり、温泉グッズを購入したりするところ。


●フリードリヒ浴場
(写真3・4)
Friedrichsbad
www.roemisch-irishes-bad.de
月〜土9:00〜22:00、日祝12:00〜20:00。マッサージ無し3時間21ユーロ、マッサージ付き3時間半29ユーロ。月木以外は混浴。タラソテラピー、ファンゴなどのメニューについてはwww.thalassothermalismus.de


●カラカラ・スパ(写真5)
Caracalla Spa
www.caracalla.de
8:00〜22:00。金曜休。2時間12ユーロ、3時間14ユーロ、4時間16ユーロ。
ドイツのゴージャス温泉・バーデンバーデン
 昨日ドイツのバーデン・バーデンに移動してきましたが、なんという暑さ! イタリアやカンヌでは40度を越える日もありましたが、部屋の中や朝晩は涼しかったので、それほど苦痛ではありませんでしたが、ここは日本の猛暑のような蒸し暑さ。もちろんエアコンなんかありません。バーデンバーデンはドイツでも一番暑いところなのだとか。イタリアとフランスと比べても暑いのだから、ヨーロッパで一番暑いところなのかも知れません。

 バーデン・バーデンはドイツ語で「温泉・温泉」。その名の通り、温泉街です。そしてヨーロッパでも屈指の高級保養地なのだそう。18世紀から王族たちが保養に訪れていた、歴史あるリゾートなのです。街の大きな保養施設としては「カラカラ・スパ」、そして「フリードリヒ浴場」の2つがあり、あとはそれぞれのホテルに特色ある温泉が付いています。まぁ、草津みたいなものですね。昼はプールや温泉でくつろいで、夜はお洒落をしてカジノやレストランに行くのがお決まりの過ごし方なのだとか。

 「カラカラ・スパ」は水着を着て、ジェットバスや温水プールに入るというレジャー施設で、日本でも似たような体験は出来ると思ったので、もうひとつの「フリードリヒ浴場」のほうに行ってきました。ここは125年前に出来た宮殿のような豪華な浴場で、完成した当時は、ヨーロッパで一番モダンな温泉だったのだそう。水着はつけずに、裸になって16の浴室を辿っていく、ユニークな入浴方式をとっています。しかも混浴! わたしがチョコチョコっとプールで泳いでいると、ドイツのおっちゃんたちが素っ裸で遠慮なくザッパーンと飛び込んできます。入浴メニューは以下の通り。

1:石鹸で体を洗い、シャワーで流す(5分)。
2:54度のサウナ(15分)
3:68度のサウナ(5分)
4:シャワー(1分)
5:石鹸とブラシのマッサージ(8分)
6:シャワー(1分)
7:45度のスチームバス(10分)
8:48度のスチームバス(5分)
9:36度の深いお風呂(10分)
10:34度のジェットバス(15分)
11:28度のプール(5分)
12:シャワー(8分)
13:18度の水風呂(1分)
〜10から11を混浴のメインプールで自由に(他と合わせて3時間以内)〜
14:温かいタオルにくるまる(4分)
15:ボディローションを塗る(8分)
16:睡眠(30分)

 それぞれのプログラムの部屋を巡っていくわけですが、大きなドーム型の天井にはステンドグラスから日が射し、壁には手描きのタイルや絵画が飾られ、大理石の床に、ハーブのさわやかな香り、そして入浴する男女の石膏像が飾られています。まるでお城の中でお風呂に浸かっている気分。係の女性はマッサージをしてくれたり、タオルを出したりして案内をしてくれます。プログラム終了後は、体が軽くなって、手足もつるつるになってピカピカ光っています。エステほどお金をかけずに、気軽にトライできる、面白い体験でした。

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