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2003/8/9(SAT)
とんでもない田舎に来てしまった…
 今晩は興奮で眠れませんでした。旅はラストスパートに突入しました。きょうからオランダ、北欧、ベルギーと、1週間ずつ北の国を観光します。毎週末のみの市に行って、北のデザインをたっぷり見て、めいいっぱい楽しむぞーと思ったら、ワクワクしてしょうがなかったのです。

 ドイツから電車を乗り継いで、ユトレヒトの街で下車しました。ここはうさぎのミッフィーちゃんの生まれ故郷、ディック・ブルーナのアトリエがあるところです。さぞかしミッフィーちゃんのような素敵なデザインであふれているだろうと、期待に胸を膨らませて街に降り立ったのですが、なんだかフツーの地方の駅前って感じ。バスに乗って辿り着いたユースホステルは、どこまでも続く草原に、牛や馬たちがゴロゴロしている田舎町。観光用の馬車に代わって、ホンモノの馬車が目の前を走っています。まわりにはな〜んにもありません。街のことは何も知らなかったので、来れば何とかなると思っていたのですが、レセプションで聞いてみても「ここはな〜んにもないのよ。それに今から街に行ってもお店は6時でしまっちゃうわよ」とのこと。
 景色は信州のペンション街のようで、きれいっちゃ、きれいなのですが、初めてのオランダで、ショッピングに見物に、たくさん見て回りたいと意気込んでいただけに、肩透かしを食らってしまいました。ホステルも風情があってきれいなのですが、案内された部屋が男女同室で、これまたボー然。これがオランダ流なのでしょうか、それとも予約するときに女部屋って頼まなければならなかったのかしら。

 夕食は近所に一軒だけあるというパンケーキレストランで食べました。何かオランダの食べ物を、と頼んで出てきたのが、写真4のパンケーキ。甘いのと、しょっぱいののハーフ&ハーフです。生地は小麦粉と牛乳、そしてしょっぱい方にはチーズが入っていて、味はお好み焼きそのもの。ベースのキャベツを玉ねぎに代えて、具はパプリカとマッシュルームが入っています。甘いほうは、生地にパイナップルとりんごを混ぜたもので、パウダーシュガーとキャラメルソースをかけていただきます。味はホットケーキに似ています。パウダーシュガーの食卓用のものがあるのにはビックリ(写真5)。

 退屈をしのぐには、自分の手入れにかまうか、食べに走るか、の二者択一というわけで、きょうは食べに走りました。料理の写真を乗せるのも久しぶりのことです。

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