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2003/8/19(TUE)
Dansk Design Center
(写真1〜3)
www.ddc.dk
月〜金/10:00〜17:00、水/10:00〜21:00、土日/11:00〜16:00。入場料40デンマーククローネ(750円くらい)。バーナー・パントン展は10月21日までの開催。地下にはバング&オルフセンなどの、優れた工業デザインの展示もあります。ミュージアムグッズも楽しい!


Verner Panton
www.vernerpanton.com
www.panton.ch
バーナー・パントンの部屋に潜入っ!
 潜入といっても、ご自宅におじゃましたわけではありません。上の写真にある通り、シクスティーズ・デザインの象徴ともいえる、彼の作品空間の中に入ってきました。
 この作品が展示されている、デンマークデザインセンターの展覧会は、わたしがいたく感動した、スイスはバーゼルの、ヴィトラデザインミュージアムからやってきたものです。バーナー・パントンは、元はデンマークの出身で、アルネ・ヤコブセンのもとで家具デザイナーとして作品を作っていたのだそうですが、彼の奇抜な作風はデンマークの大衆に受け入れられなかったため、アートが盛んなバーゼルに移住して、ようやく認められるようになったのだそうです。バーゼルではこの作品がこちらに移動していたため見られなかったのですが、偶然が重なって、旅行をしている間にコペンハーゲンで見ることができて、とても感動しています。

 この強烈な虹色の不思議空間、「VISIONA」は、縦横6×8メートルくらい、高さが3メートルくらいの長方体。両側にくり貫かれた、丸い入り口から中に入ることができます(ただし一度に10人まで)。ちょうど体の幅くらいのソファーが横に並んで組み合わさっていて、入り組んだ凹凸の部分に腰掛けたり、足を投げ出したりして座れるようになっています。ソファーが壁と天井と一体化してしまうなんて、なんて奇抜な発想でしょうか。また薄手の布から光が微妙に入ってきて、不思議な色あいを作り出しています。ミュージアムショップやカフェもパントン一色。パントン・チェアーに腰掛けて、パントンの雑誌スタンドに掛けられたデザイン誌をめくって、パントン柄のテキスタイルを買って…、パントンの全てが楽しめる展覧会。ただこんなに貴重な作品が、子供たちの格好の遊び場と化していたのには、いかがなものかと思いましたけれど、そのくらい自由に作品を楽しむことが出来る、素晴らしいエキシビションでした。おもしろかったー !

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