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2003/8/22(FRI)
写真は空からの眺め。デンマークの田園は、青い海の底のよう。青いゼリーの上に綿菓子をのっけたみたい。
心あたたまる出会い
 コペンハーゲンにいる間、何度も通っている本屋さんがあります。英語で書かれたデンマーク料理の本を欲しいと言ったら、あいにく品切れだったので、心優しい店主が、デンマーク語だけれど、と言って料理の本をプレゼントしてくれたのです。
 そして今日旅立つ前に、お礼に日本から持ってきた扇子を渡してきました。するともっと立派な本を受け取ってくれ、と言われて困ってしまいました。それでも「プリーズ」と言われて本を渡して下さったので、ありがたく頂いて帰ってきました。この本が読めるように、デンマーク語も勉強しなくてはなりません!
 北欧は8月でも寒かったので、最後の方はガマンして滞在している感じでしたが、すれ違う人々は、親切に声をかけてくれる人が多く、暖かさを感じました。
 またスーパーでは、食料品や日用品に混じって、キャンドルがズラリと並んでいます。キャンドルに火を灯して、寒い冬も暖かい雰囲気に包まれて過ごすのがデンマーク流なのでしょう。

 フライトを終え、以前泊まっていた、アムステルダムのホステルに戻りました。渡された鍵は、以前と同じ部屋の、同じベッドで、2段ベッドの下の段には、また以前と同じ女の子がいました。「あなたのこと覚えてるわ。わたしはニュージーランドから、ココに仕事を探しに来たんだけど、なかなか見つからないの。3週間たったら帰るわ。でもまた同じところで会えるなんて、ファニーね!」
 ひとりぼっちの旅でも、こんな小さな出会いもあるのです。きょうはホッとした気分で眠りにつきました。

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