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2003/8/25(MON)
ムッシュ・ユロのホテル
Hotel de la plage
www.hotel-de-la-plage-44.com
パリのモンパルナス駅よりTGVで約3時間。さらにSt.Nazaire駅より40番のバスでSt.Marc Sur Mer下車、海に向かって歩いてスグ。バス停の前は「ジャック・タチ広場」という場所で、観光案内所や郵便局などが並んでいます。
ホテルは海側の部屋と街側の部屋、バルコニーの有無で料金が変わります。浜辺には海の幸が味わえるレストランも。

ジャック・タチの像
(写真2〜3)
www.mairie-saintnazaire.fr
伯父さんはいつも海を見守っています。ちなみにこのビーチの名前は「ムッシュ・ユロ・ビーチ」、そしてこの辺りの湾岸一帯を「愛の海岸」というそうです。明日の夜は、ビーチでジャック・タチの映画上映も行われるのだそう。

ジャック・タチのHP
www.tativille.com
「ぼくの伯父さん」のホテルに泊まりました
 ブリュッセルもパリ通り越して、アントワープから大西洋岸のナントまで、一気にひとっ飛びしてきました。利用したのは夜行バス。アムステルダム〜ベルギー〜ロンドン〜フランス間は、バス網が充実しているのですね。しかも新幹線の半額程度で済みます。2つの席を陣取って寝ていたので、長時間の移動の疲れも車酔いも無く、想像していたより快適な旅でした。
 ナントから列車とバスを乗り継いでやって来たのは、サン・マルク・シュル・メールという海辺の街。ここは50年もむかしに、ジャック・タチの映画「ぼくの伯父さんの休暇」の舞台になりました。そして映画の中で伯父さんが泊まっていたのが、きょうの目的地「ホテル・ドゥ・ラ・プラージュ」です。砂浜の目の前に、ジャック・タチの像(写真2〜3)と並んで建っているので、すぐに見つけられました。

 ホテルの中には、映画のポスターや、数々の名場面の写真なども飾ってあり、「伯父さんのホテル」を実感できて、感慨深いものがあります。白とブルーを基調にしたお部屋は、明るい陽射しが入って、ダブルのベッドと清潔なシャワールームも付いて、ヴァカンスらしい雰囲気満点。デュミ・ペンションという、辞書によれば「寄宿舎のような昼食付きの民宿」という言葉から、安いホテルを想像していたのですが、浜辺に面した立派な三つ星ホテル。こんなにきれいな部屋に泊まれるとは思っていませんでした。
 夕食は、丼ぶりいっぱいのムール貝に、魚と野菜のソテーに、アイスクリーム。シンプルに炒めたムール貝は、ナポリのホームステイで食べて以来、ずっと恋しかった食べ物。ナポリでは食後のデザートに、レモンを片手にただムシャムシャと食べていました。日本ではたった5個で500円くらいしてしまうので、こんなにお腹一杯食べられることは、もう二度とないでしょう。
 砂浜に直行できて、ダブルルームで、海の幸をふんだんに使った食事もついて、90ユーロなんて、かなりお得だと思いませんか? ほんとうに90ユーロで大丈夫なのか、何かの間違いではないのかと、明日の支払いが不安なくらいです。

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