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2003/8/26(TUE)
写真1:街の中心、双子姉妹の広場にて。観光案内所では、こんなにかわいいパンフレットがもらえます。

写真2:フランソワーズ・ドルレアック広場。後方が駅。

写真3:双子姉妹が弟のお迎えに行っていた幼稚園。映画では真っ白にペイントされていました。この前の通りでジーン・ケリーが楽譜を拾ってひとめぼれ。

写真4:双子姉妹が歌とダンスを練習していたアパートには、市役所の建物が使われました。25年後に行われたフェスティバルのフィルムでは、カトリーヌ・ドヌーヴがこの窓に腰掛けて、感慨にふけっています。

写真5:広場近くのCD屋さんでも、映画のDVDが売られていました。


ロシュフォールのインフォメーション
www.ville-rochefort.fr
上記のパンフレットの内容を見られるほか、映画の歌詞コーナーに写真など、盛りだくさんの楽しいページです。
ロシュフォールでヘアチェンジ!
 ユロ氏のホテルでは、書いてあるとおりのお値段で泊まれました。暖かい雰囲気でとても良かったです。ホテルが良いと、その土地の思い出もいいものになりますね。
 そして大西洋岸を下って、きょうも映画の舞台の街を訪れました。「シェルブールの雨傘」で有名なジャック・デュミ監督によるミュージカル映画の傑作、「ロシュフォールの恋人たち」の舞台です。ロシュフォールの街全体がロケ地として使われたため、映画の場面が今もそのままに残っています。

 ロシュフォールの駅に降り立つと、その目の前は色とりどりの花に囲まれたフランソワーズ・ドルレアック広場。この映画の直後に亡くなった彼女に、哀悼の意を表して名付けられたのだそう。映画の25年後に行われたフェスティバルでは、カトリーヌ・ドヌーヴやミシェル・ルグランもこの地に降り立ちました。このフェスティバルの模様は、アニエス・ヴァルダがドキュメンタリー映画として残しています。
 この映画は当初、「アヴィニョンの恋人たち」もしくは「イエールの恋人たち」になる予定だったのだそうです。アヴィニョンについては分かりませんが、そう言われてみると、街の雰囲気がイエールにとても良く似ています。たくさんのお花があって、こじんまりとしていて、ホッとするような雰囲気。
 そしてロシュフォールの観光案内所に行くと、写真にあるような双子姉妹のパンフレットをもらえました。ロシュフォールの観光名所はここだけではないので、言わないともらえません。
 カラフルなパンフレットを開くと、映画の名場面とともに、10ヶ所にわたるポイントが紹介されています。街のいちばん中心に、お花だらけの双子姉妹の広場があり、その一角には今もなお映画に登場したオープンカフェが、そして広場の向かい側に、姉妹が歌い踊った建物が残っています。映画の中では、カフェにはあまりお客さんがいなかったように思うのですが、この広場とカフェは、大勢の人で賑わっていました。

 宿泊するユースホステルは、双子姉妹の広場から歩いて1分ほどの、絶好のロケーションにありました。ただ夕方の5時半にならないと入れないので、その間に海外で初めての美容室にチャレンジしてみました。
 ロシュフォールには美容室が10メートルに1軒くらい、とにかくたくさんあったのですが、映画の中でジーン・ケリーがルンルン気分でダンスをしていた、シャンジィという通りの美容室に行ってみました。双子姉妹ならぬ、お母さんと娘さんの親子で営業しています。
 カラーリングとシャンプーを娘さんが、カットとブローをお母さんが仕上げてくれました。ちょっとオバサンっぽくされてしまった気もしないでもないのですが、無難な髪形にまとまりました。今までが4カ月も伸ばし放題で、カラメルたっぷりのプリン状態になっていたものですから、すっきりしました。
 鏡の前には、日本の美容室を同じように、ゴシップ記事の雑誌が数冊置いてあり、ここでジャック・デュトロンのコルシカ島生活が出ているという「パリ・マッチ」誌に出会いました。デュトロンも60歳。カーゴパンツに白のランニング姿で猫に餌を与えている写真には、少なからずショックを覚えました。ランニング姿でも、トレードマークの葉巻は欠かしていません!

 明日は1日ゆっくりと、双子姉妹の10ヶ所のポイント、そして映画のメインとなったカフェを訪ねてみたいと思います。

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