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2003/6/26(THU)
たいへんな荷物送り
 イタリアでは、調理道具や料理の本、それに小麦粉や調味料など、料理に関するものをたくさん買い込んでしまったので、たいへんな荷物になってしまいました。
 前々から荷物を送るために、友達と一緒にスーパーで段ボールを調達して荷造りの準備を進めていたのですが、今朝はひと足先に友人が、郵便局へ荷物を送りに行きました。
 が、しかし! せっかくタクシーを使って20キロもの荷物を運んだというのに、スーパーの段ボールではダメだといって、彼女は追い返されてしまいました。なんでもスーパーの段ボールには、商品名などが入っているから、まわりに紙を貼って隠さないと送れないのだとか。しかも荷物を置かせてと頼んでも、置かせてくれないし、近くのタバコ屋には紙も売っていないしで、彼女は郵便局オリジナルの黄色い箱を買って、タクシーでまた家に持ち帰って荷物を詰め替え、再び郵便局を訪れました。
 が、しかし! 家の体重計で測ってきたにも関わらず、テープやラベルを貼るとちょっとした重みで重量オーバーになってしまいます。イタリアの料金システムでは重量制になっており、5キロ刻みで料金が跳ね上がるうえ、20キロを越える荷物は送ることが出来ません。大らかなイタリアのこと、ちょっとくらいの重量オーバーくらいは大目に見てくれそうなのですが、ほんの何グラムの超過も認めてくれません。彼女は何度も中身を入れ替えてやっと送ることが出来ました。

 さて次は私の番。郵便局の段ボールを買いに行きましたが、あいにく品切れ。画材屋さんで大きなロール紙を買い、さきに苦労した友人に手伝ってもらって、スーパーの箱に巻きました。わたしの荷物も20キロほどですが、重量オーバーで引き返すのはショックだし、自分の力では持ち切れないので、2箱に分けて、徒歩5分ほどの郵便局まで2往復する作戦で行きました。郵便局の係の人はあまり親切ではありませんが、並んでいるお客さんは優しい人ばかりで、イタリア語の出来ない私に代わって、係員に用件を伝えてくれたり、用紙に記入してくれたりして、無事に送ることができました。大きなひと仕事をなし終えた気分です。

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