vendredi, le 14 octobre, 2005
秋の十三夜のお菓子

実家にいるので和菓子を食べる機会がかなり多いのですが、今までにいろいろ食べた和菓子の中で、文句なしに一番大好きと言い切れるのが、甲州銘菓の「月の雫」です。
皮ごとの生のぶどうがまるごとお砂糖に包まれた、シンプルなお菓子。ボンボンのようなまあるい粒をほおばって、カリッとしたお砂糖の膜が崩れると、中からジューシーなぶどうの果実が口の中いっぱいに広がります。
なんでも明治時代の菓子職人さんが砂糖蜜を作っている作業中に、棚の上に置いてあったぶどうがたまたま鍋の中にころがり落ちてしまい、拾い上げて置いていた固まりがえもいわれぬ美味しさだったという、偶然の出来事から生まれたお菓子で、ぶどうの季節になると、甲府ではあちこちの和菓子店で作られているのだそうです。

私にとってのこの事件、分かっていただけますでしょうか? だってあの「月の雫」の巨峰ヴァージョンですよ! 大きさはピンポン玉くらいのビッグサイズ! ひと粒当たりのお値段は150円なり!


お皿の右側が普通の「月の雫」、左側が「巨峰ひと雫」。分かりますか? これはひと口ではほおばれないかも!?
十三夜を待たずに今日試食してしまったのですが、今までに食べていた「月の雫」とは全然違う!
粒が大きいから、周りに包まれている砂糖がけもちょうど良い量に感じるし、何よりも中のぶどうのみずみずしさといったら! 濃厚な巨峰の果汁が口の中いっぱいに溢れる幸せ!
お取り寄せして良かった〜! 買えるのは今の季節だけなんです。(※「月の雫」は3月末まで販売しているそうですが、フレッシュなぶどうを使うのは収穫期のみで、あとは保存したぶどうを使用するそうです。)
明日の十三夜も、先月の中秋の名月のように晴天に恵まれるといいなぁ!
(※うさぎの絵柄は、うさぎの年に知人からいただいたカードを飾らせていただきました。)
おいしそう〜!!!!!
つられて私もお取り寄せしちゃいました!
いいもの教えてくれてありがとう〜
十三夜には間に合わないけど、楽しみっ!