vendredi, le 1 novembre, 2002
FEMMES EN MARCHE! 〜恋人のいる時間
夫と愛人、息子がいて、何不自由ない「モダン・ライフ」を送っていながらも、満たされることのない人妻。骨格はこの人妻の二重生活の葛藤を描いているようだけど、文字や雑誌広告、インタビュー形式のセリフなどを用いて、もっと何か大きなテーマについて、ゴダールがまとめ上げたコラージュだったのかな。
今の時代に見るとそんなにエッチでもないし、内容のつながりがよく分かんなかったのだけど、当時にしてみれば、こんなに自由に恋愛を謳歌している女性を描いてるってことだけでも、スキャンダルなことだったんだろうなぁ。フランスは特に女性の離婚や中絶には厳しかったそうだから。
また映画の中で頻繁に出てきた、「どうしたらキレイになれるか」みたいな美容記事というのは、'60年になってから登場したものらしい。男性のためではなくて、自分のためにお洒落をするようになったのですね。それとこの古いポスターを見ると、背中で両手をくっつけられるかを試してみたくなる。これが出来ないと運動不足だそうなので要注意!
そう、主演のマーシャ・メリルという女優さんは、最初に背中が写る場面から「なんかでっかいゾ」と思いながら観ていたのですが、彼女の穿いていたパンツも、かなりのデカパンだったことを付け加えておきましょう。
*神南にある「KEiTO」というアンティーク・ショップ。ココ、上品な品揃えだし珍しいアイテムも多くて、とても気に入りました。店員さんがすごくいい。営業時間を30分過ぎたのに「雨が止んだから良かったワ」なんて言ってくれて、BAGをとっかえひっかえしながら、色々と教えていただきました。こういうヴィンテージものを極めるには、お店に足繁く通うのがいちばん勉強になるのですよね。その前に入ったお目当てのお店では、店員さんがずーっと私用電話をしていたものだから、店にいるのがいたたまれなくなって出てきちゃったんだけど、おかげでもっといいお店を見つけることができましたヨ!
KEiTO!
東京にいるときは知らなかったのですが、
京都でみつけた古着屋さんが
KEiTOとつながりのあるお店で、
そこの店員さんに教えてもらってたずねました。
ドレスシャツの品揃えが豊富で、
1時間くらいとっかえひっかえした記憶が。
とっておきのお店って、
いつも偶然みつかるような気がします。