mercredi, le 20 novembre, 2002

LA MODE DES ANNEES 60　1960年代のファッション

　金曜日に迫った「MIDS」のためのコスチュームを調達しました。このイベントでは男の子も女の子もみんなシクスティーズのスタイルを身に付けてやって来ます。
　サエキけんぞうさんと、フレンチDJのPOOKYさん、そしてモッズグループのブルードレスがプロデュースしているこのイベント、始まったそもそものきっかけというのは、ゴダールの映画「はなればなれに」の中のワンシーンにあります。アンナ・カリーナと二人の男が無表情で黙々とお揃いのダンスを踊り続ける、映画の中で最も印象に残る場面。フレンチ好きのお友達の中でも「あのダンス、真似してみたいよね」なんて話題になったのもです。その憧れのダンスを、モッズの人たちは今なお受け継いで踊っているらしい、ならばフレンチのマドモワゼルたちにぜひお披露目して欲しい！ということで、ここにモッズとフレンチのコラボレートが実現したのです。

　これはイベントを通して感じた私の意見ですけれども、60年代のファッションというと、67年頃のミニスカート、スペイシールック、サイケデリックブームなどを真っ先に思い浮かべていましたが、モッズスタイルはそれよりも少し前の時代なのですね。ダンスも音楽も洋服も、サイケとは対極の、品のある昔のスタイルをキープしているのです。とくに音楽は62年頃にヒットしたミディアムテンポのナンバーが踊りやすいのだということが判明。ファッションもその頃のものがダンスステップに合っていてカワイイのですね。私がこのところお手本にしているのは、写真の「シルヴィー・ヴァルタン1962」スタイル。ヒザ丈のスカートにシンプルな靴、さりげない色合わせのトリコロールがお上品ではありませんか？
　このイベントでは、こうしてみな思い思いのシクスティーズを再現しているので、ファッションやダンスを観ているだけでもとても面白いですヨ！ そしてぜひシクスティーズのダンスステップを覚えて帰りまショ！